【低予算車探し編】車が欲しいんだもん。買おうよ!

車選びのヒント

「車欲しいけど高くてなかなか手が出せない」
「維持費は捻出できるけど一括購入は厳しいし、かといってローンは嫌だ」
こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

私もそうでした。
ローンで数百万の買い物をすることに抵抗がありました。

そこで、今回は「低価格な中古車ってどうなの?」をテーマにまとめてまいります。

自己紹介

・40代のフリーランスです
・2021年に車を購入しました
・お気に入りの車を29万円で購入しました
・当時14年落ちの車を購入しました
・今は別の車に乗り換えています
・今も4万~6万km/年くらいドライブしてます
・今後も予算50万円程度の車を2~4年くらいで乗り換えようと思ってます

こんな私が低価格な中古車を実際に買ってみてどうだったかまとめてまいります。

こんなことが分かる!

・予算を抑えるコツがわかる
・10年10万kmはまだまだ現役
・不人気車はあなたにとっての不人気車ではない

予算を抑えるには

予算を抑えるにはどのような方法があるでしょうか。
高い車は何故高いのか?安い車は何故安いのか?
一般論から考えてみます。

安い車高い車
・中古車
・低年式車
・過走行車
・不人気車種
・新車
・希少性が高い
・人気車種

「低年式車」であればあるほど安くなります。
「過走行車」であればあるほど安くなります。
「不人気車種」であればあるほど安くなります。

古くて、たくさん使われてて、人気が無ければ安い。
イメージ通りかと思います。

安く買おうと思ったら上記の通り
「低年式車」「過走行車」「不人気車種」で探せば良いということになります。

しかし、何も知識を持たずにこれらの車を買おうと思っても
「欲しくない車」を「高リスク」で買うことになってしまいます。

・古い車や過走行の車はすぐ壊れるから「安物買いの銭失い」になってしまう
・不人気車種は不人気になる理由があるはず

もしもあなたが正しい知識を身に着けて、
これらのデメリットが「あなたにとってのデメリット」にならなかったらどうでしょう?
「多くの人にとってはデメリット」でも「あなたにとってのデメリット」とは限らないですよね?

10年10万km寿命時代の終焉

「10万kmも走ってたら廃車寸前」
「10年10万kmが迫ってるから買い替えた」
こんな話をよく耳にしませんか?

昔はよくそのような事を言われていました。
昔は確かにそうでした。

エンジン内部にはタイミングベルトというゴム製の部品があります。
このタイミングベルトの交換推奨時期が10万kmと言われていました。
そしてこの整備費用が10万円前後と高額でした。
(正確にはエンジン周りの部品をまとめて交換するケースが多いので上記の価格帯になっていました)

これが10年10万km寿命説の理由といわれています。

それは今も変わらないのでは?とお思いのことと思いますが、
今の車はタイミングチェーンと言われる金属製の部品が使われているので
10万kmでの交換を推奨されていません。

そのため10万kmを迎えるタイミングでの高額の整備が不要になっています。

では今の車は何年くらい乗られているのか調べてみました。

<乗用車は13.87年>
令和3年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.87年となり、前
年に比べ0.36年長期化し、6年連続の増加で過去最高となった。また、10年前の
平成23年に比べて1.44年延びている。
車種別にみると、普通乗用車は13.87年で前年に比べ0.34年延び、2年連続で
増加した。小型乗用車は13.87年で前年に比べ0.37年長期化し、6年連続で増加
した。

(引用元:一般財団法人 自動車検査登録情報協会)
https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000wkpt-att/r5c6pv000000wkq8.pdf

平均して14年近くも乗られているようです。
あくまで平均なので、数年で廃車になることもあれば20年以上乗られることもあります。

私が以前購入した車も14年落ちのものを購入して2年間目立った故障もありませんでした。
今も13年落ちの車に乗っていますが2年間故障は1回もありません。

日々のメンテナンスを怠らなければ今の車は10年以上乗れるのです。

「低年式車」について考える

「低年式車」とは、「製造されてから時間が経っている車」です。
具体的にどんなデメリットがあるかまとめてみます。

・直接触れる機会の多い部分に年式相応の使用感が出る
・太陽光の影響で内外装にダメージが蓄積している
・ゴム類が経年劣化で固くなっている
・金属が経年劣化でサビている
・先進技術が採用されていない

それぞれ掘り下げたうえで対策を考えてみます。

直接触れる機会の多い部分に年式相応の使用感が出る
シートやハンドル、シフトノブなどの直接触れる機会の多い部分は特に使用感が出るものです。
具体的には、シートのスレ・シワ、ハンドルやシフトノブのスレなどです。

【対策】
シワやスレなどが許容できない範囲の車両は避ける。
シートカバーを取り付けるなどで対策することで割り切る。
シフトノブくらいなら自力で簡単に交換可能です。

太陽光の影響で内外装にダメージが蓄積している
古い車は外装であれば塗装や樹脂部分に太陽光によるダメージが蓄積しています。
10年以上経つ車だとクリア塗装(塗装の上に塗られているコーティング)が剥げていたり、
樹脂が白くなってしまっていることがあります。

【対策】
塗装や樹脂の状態が悪い車を避ける。
コンパウンド(磨き)で消える程度のダメージか確認する。(お店の人に聞いてみるのもアリ)

・ゴム類が経年劣化で固くなっている
ゴムは時間が経つと固くなります。
数年前に出した輪ゴムを引っ張ると割れちゃいますよね。

【対策】
年式相応の劣化は仕方ないです。
簡単に交換できる部分は自力での交換も可能です。

・金属が経年劣化でサビている
金属は潮風や融雪剤などの影響でサビが出てきてしまいます。
長く使っていればサビが出てくる可能性も高まります。

【対策】
足回り(車体下部)を中心に目視確認できます。
サビの多い車両は避けるのが無難です。
多くの場合サビの出ているパーツの交換は高額になります。

・先進技術が採用されていない
10年前の車であれば直近10年の技術は採用されていません。

【対策】
先進技術は事故リスクを軽減する安全装備が中心です。
先進技術が採用されていないことを肝に銘じて安全運転を心がけましょう。
先進技術が採用されていても安全運転を心がけなくて良い理由になりません。

低年式車は製造から時間が経っていますので、主にゴム製の製品が劣化してきます。
例えば車内ではドアモールなどのモール類や
エンジンルームでは金属と金属の間を支えるパッキン類などがそれにあたります。
多くの場合ゴム製品は部品代が安いので交換してもそれほど高くありません。


私の体感ではよほど保管状態が悪くない限り10年落ち程度ならまだまだ問題無いです。
多少の使用感、小傷があるくらいの方が気楽に使えるなと思います。
新車を購入しても1年経てば1年なりの使用感になりますし、
元が綺麗だとちょっと傷つくだけでショックが大きいです。

「過走行車」について考える

「過走行車」とは、「走行距離が多い車」のことです。
具体的にどんなデメリットがあるかまとめてみます。

・部品の消耗が進んでいる

私の経験上では過走行車のデメリットはこの1点に尽きます。
過走行による消耗は主に金属の摩耗が多いです。
掘り下げたうえで対策を考えてみましょう。

・部品の消耗が進んでいる
タイヤや各種オイル類はもちろんのこと、エンジン・ベルト類・ブッシュ(ゴム)などの
消耗・劣化が進んでいます。
・部品劣化の影響で燃費が若干悪くなる場合があります。

【対策】
金属パーツについては今の時代の車は10万km程度では壊れません。
私は数台に渡り20万km~30万km程度まで乗っていましたが問題ありませんでした。
ゴム類のパーツは走行距離だけでなく経年劣化もありますので、
何らかの整備のついでに交換するくらいの心構えで問題ありません。
燃費が悪くなるといっても半減するといったことはありません。
車両本体価格が安く抑えられていたらデメリットにもなり得ない程度です。

ここまでの情報をまとめると以下の通りです。

・低年式の車はゴム類を中心に劣化している可能性が高い
・過走行の車は金属類を中心に劣化している可能性が高い
・購入前に状態をよく確認する。
・自分の許容できる範囲の使用感の車両を見つけられれば良い。

「不人気車種」について考える

「不人気車種」とは、発売したものの「人気が出ずあまり売れなかった車種」のことです。

「人気が無くて売れなかった車」は「悪い車」なのか?

私はNOだと思います。
私が一番伝えたいことはここにあります。

2025年4月現在、「不人気車」でGoogle検索したところ、下記のような車種がHitしました。

不人気車として挙げられる車種には、次のようなものがあります。

ホンダ・ライフ、ダイハツ・キャスト、日産・マーチ、ダイハツ・ブーン、ホンダ・アコード、トヨタ・アリオン、ホンダ・エリシオン、スズキ・ランディ、日産・ムラーノ、 ホンダ・CR-V。

こんなにたくさんの車種が不人気車種とされています。
これでもごく一部だと思ってます。

不人気車種になる原因は以下のようなものがあります。

不人気車種になる原因

・販売戦略の失敗
・デザインが一般受けしない
・燃費や走行性能が悪い
・価格が高い

それぞれ「いま」の目線で掘り下げてみましょう。

・販売戦略の失敗
「若年層をターゲットにしていたが、値段が高すぎた」
「スペシャリティ軽自動車を発売したが、
同価格帯にコンパクトカーがあるので選ばれなかった」
「女性をターゲットにしていたが、デザインよりも機能性を重視してしまった」
などの理由で売れなかったものですね。

これらの車は「販売当時不人気だった車」です。
もしかしたら「今のあなた」には最適な車かもしれないですよね。
あくまでたとえ話ではありますが、それぞれについて「今の視点」で掘り下げてみましょう。

若年層をターゲットにしていたが、値段が高すぎた

中古車かつ不人気になっている今なら当時の「高すぎた」デメリットは無くなっています。

スペシャリティ軽自動車を発売したが同価格帯にコンパクトカーがあるので選ばれなかった

中古車かつ不人気になっている今なら当時の「高すぎた」デメリットは無くなっています。

女性をターゲットにしていたが、デザインよりも機能性を重視してしまった

多少女性寄りのデザインでもそれが気に入った方であればデメリットではありません。

このように、当時不人気だったとしても「今のあなた」にとって魅力的に映る車が必ずあります。
このような車種を探してみるのも楽しみのひとつになりますよね。

私が選んだ「不人気車種」

私は以前ダイハツの「ソニカ」という軽自動車に乗っていました。
探していた時期は2021年で、このような条件で売られいました。

私が2021年に購入したソニカ

・金額:29万円(諸費用込み)
・車検残6か月ほど
・2007年式(14年落ち)
・走行距離6.8万km
・最上級グレード
・購入地:東京都

この車、調べてみたら私にとってとても魅力的な車でした。
以下、この車の魅力をまとめてみました。

ダイハツ「ソニカ」の魅力

・3年弱で販売してしまうほどの希少性(不人気による終売)
・「爽快ツアラー」のキャッチコピーに恥じない「高級感」と「乗り心地」
・レクサスを目指して作った軽自動車(という逸話があるとか)
・軽自動車のなかでもコンパクトなのに広い車内空間
・「爽快ツアラー」ならではの快適な走行性能

これは私の例ではありますが、「当時の」不人気車でも
「今の私」にとってはとても魅力的な車でした。

あまりにも気に入ってしまい、冒頭で記載した通り
2年間で12万kmもの距離を走り、後継となる別の魅力的な車を見つけたので乗り換えました。
今でも改めて欲しいくらいに良い車でした。

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

まとめ

・今の車は平均して14年以上乗られている
・10年10万km寿命説は昔の話
・不人気車種はあなたにとっての不人気車種とは限らない
・「低年式」「過走行」「不人気車種」でもそのデメリットを正しく理解していれば対策可能

今回の内容で安い車に対しての不安は解消できたのではないでしょうか。

特に不人気車種は、あなたにとっての人気車種の可能性がある宝の山です。
是非最高の一台をみつけていただきたいと思います。

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