ダイハツ「ウェイク」(※以下ウェイク)の紹介です。
このページではウェイクの情報と、購入した場合の各種費用についてまとめています。
前提条件について
本シリーズではこちらの記事に該当する車種を紹介しております。
車種選定条件や維持費シミュレーション概要につきましてはこちらの記事をご参照ください。
ウェイクの基本情報
ウェイクの基本情報です。
ダイハツ「ウェイク」
価格相場 40万円~(2025.04調べ)
基本情報
ボディタイプ | スーパーハイトワゴン |
車両サイズ | 3395x1475x1835mm |
車両重量 | 990~1060kg |
排気量 | 660cc |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
実燃費(参考:e燃費) | 14.09~15.99km/L |
乗車定員 | 4名 |
新車時価格 | 135~189万円 |
概算維持費
維持費 | 1か月あたり(月払い) | 1年あたり(年払い) |
駐車場代 | 1万円 | 12万円 |
自動車保険 | 0.5万円 | 6万円 |
ガソリン代 | 0.9~1.1万円 | 11.3~12.8万円 |
自動車税 | 0.1万円 | 1.1万円 |
合計 | 2.5~2.7万円 | 30.4~31.9万円 |
ウェイクの特徴

ウェイクは、軽自動車とは思えない“規格外の広さ”と、“遊び心”にあふれた設計が魅力の1台です。
使い方によっては日常の足にもなり、週末の秘密基地にもなる万能さを備えています。
ここでは、実際にウェイクを選ぶとどんな特徴や価値が得られるのか、4つの視点からご紹介します。
最大級の室内高で“軽なのに広い”
ウェイク最大の魅力は、なんといっても室内高1455mmという圧倒的な開放感。
軽自動車の中でもトップクラスの広さを誇り、
小さなお子さんなら車内で立ったまま着替えることもできるほどです。
育児中の家庭では、チャイルドシートの乗せ降ろしやオムツ替えのしやすさが段違い。
また、折りたたまずに自転車やベビーカーを縦置きで積載可能な点も大きな利点。
買い物、送り迎え、休日のレジャーなど、あらゆるシーンでその“高さのゆとり”が効いてきます。
多彩なシートアレンジで車中泊にも対応
ウェイクは、助手席と後席を倒せばほぼ完全なフルフラット空間を作ることができます。
このレイアウトは、大人2人が横になれるほどの広さがあり、
車中泊にも十分対応可能です。
さらに、マットを敷いたり、DIYでベッドキットを作成すれば、
“軽キャン”としての活用も可能。
キャンプ、遠征、車内休憩など、日常と非日常を自由につなげられる一台です。
また、左右独立で倒せるシートや、荷室の床下収納も備えており、
シーンに応じてフレキシブルに使える点も魅力です。
高いアイポイントで運転しやすい
ウェイクはその背の高さにより、
運転席からの視点(アイポイント)が高く設定されています。
そのため、視界が広く、前方の見通しも良好。
信号や標識の視認性が高く、運転に自信がない方にも安心感があります。
また、死角が少なく車両感覚がつかみやすいため、取り回しも良好。
スライドドアで乗り降りしやすく、狭い駐車場でも安心。
初心者ドライバーや高齢の方にも適した一台です。
使い方次第で“秘密基地”に
ウェイクはその大空間を活かして、「自分だけの秘密基地」的な使い方もできる車です。
天井の高さを活かして、車内ラックやハンギングネットを設置すれば、
キャンプ道具やアウトドア用品を整理しながら積載可能。
加えて、ルーフキャリアを装着すれば、見た目にもアクティブなカスタムカーに早変わり。
平日は仕事、週末は趣味のベース基地として、使い方の幅が広がるのもウェイクの大きな特徴です。
こんな人におすすめ

ウェイクは「大きすぎず、でも広く使いたい」というニーズにぴったりハマる軽自動車です。
車のサイズに不安がある方でも取り回しやすく、
使い方次第でファミリーカーや趣味の拠点としても活躍。
ここでは、ウェイクをおすすめできる代表的な利用者像を4タイプご紹介します。
子育て世代のファミリー
ベビーカーやチャイルドシート、自転車など、荷物が多くなりがちな子育て世代にとって、
室内高の高さとスライドドアは非常に大きなメリット。
子どもの乗り降りもラクで、
雨の日でも濡れずに済むスライドドアはまさに育児の味方です。
また、フラットな空間を活かして車内でおむつ替えや着替えも可能。
買い物にもお出かけにも使いやすく、
ミニバン未満のサイズ感がちょうどいい選択肢になります。
軽キャンプや車中泊を楽しみたい人
「車中泊を始めてみたいけど、いきなり大きなキャンピングカーはハードルが高い…」
そんな人にこそウェイクはぴったり。
フルフラットになる広い車内は、大人でも快適に寝られる空間を作れます。
軽自動車なので維持費も安く、DIYベース車としても人気。
ベッドキットや網戸などを自作して“軽キャン”仕様に仕上げれば、週末の旅が一気に充実します。
車の運転に不安がある初心者・高齢者
運転が久しぶりだったり、サイズ感が気になるという人にもウェイクはおすすめです。
高いアイポイントと大きな窓で死角が少なく、視界がとにかく広いのが特長。
また、最小回転半径も4.4m(グレードにより4.7m)程度と小回りが効き、
狭い道でも安心して走れます。
「軽自動車の扱いやすさ」と「ミニバンのような見晴らしの良さ」の
“いいとこ取り”なポジションです。
趣味の道具をたっぷり積みたい人
釣りやスノボ、キャンプなど、
道具が多くなりがちな趣味を楽しむ人にとっても、ウェイクは頼もしい相棒になります。
荷室の高さと奥行きがあるため、長尺の道具も縦積みOK。
シートアレンジを活用すれば、平日は仕事道具を積んで、
週末はアウトドア仕様に変身させるなんて使い方も簡単です。
さらに、ルーフキャリアや車内ラックなどのカスタムパーツも豊富で、
まさに“動く秘密基地”を自分好みに作れる一台です。
購入前に知っておきたい注意点

ウェイクは魅力の多い軽自動車ですが、
「購入してから後悔しないため」に押さえておきたいポイントもあります。
ここでは、実際に中古でウェイクを検討する際に注意すべき代表的な項目を紹介します。
とくに年式や走行距離に左右されやすい中古車市場では、細かい点の見極めが大切です。
重さゆえに走りはもっさり気味
ウェイクは装備が充実していて車体が背高&重め(1,000kg超)な分、
自然吸気(NA)エンジンだと加速がやや鈍いと感じる人も多いです。
街乗り中心なら問題ありませんが、
坂道や高速道路では非力さが気になるシーンもあるかもしれません。
走りに余裕を持ちたい方は、ターボ車を選ぶのが無難です。
背が高いため横風にやや弱い
室内の広さと引き換えに、
ウェイクは車高1835mmという軽自動車トップクラスの高さを誇ります。
この高さは風の影響も受けやすく、
特に橋の上や高速道路では横風にハンドルを取られるような場面も。
風の強い地域や、高速走行が多い方は、
運転時に両手でハンドルをしっかり保持するなどの注意が必要です。
燃費は軽としては並み~やや低め
公式燃費(JC08モード)では20〜25km/L前後とされていますが、
実燃費では15〜18km/L程度が多い印象。
これは車重や空気抵抗が他の軽より大きいことが影響しています。
日常的に長距離を走る人や、燃費重視の人は、
比較検討時に他の車種も候補に入れておくと安心です。
荷室フロアが高めで積み下ろしに注意
ウェイクはフロアが高く、
荷室の床面が地面から約60cm近くとやや高めにあります。
そのため、重たい荷物の積み下ろしには少し力が必要です。
ご年配の方や腰痛持ちの方は、日常の使用頻度や積み方を考慮しておくと良いでしょう。
中古車は装備差・カスタム有無を要チェック
ウェイクはグレードによって電動スライドドアの有無や安全装備(スマートアシストII)
などに差があります。
また、社外パーツやカスタム済みの中古車も多く出回っているため、
好みに合うかどうかのチェックが必要です。
装備を重視したい場合は、
「G SA」「Gターボ SA」などのグレード名に注目すると分かりやすいです。
もしもウェイクを購入したら

「もしもこのクルマを自分が手に入れたら…」
そんな空想をふくらませる時間もまた、カーライフの楽しさのひとつ。
ウェイクの可能性は「軽自動車」という枠を超えて、
あなたの毎日をもっと自由に、もっと楽しくしてくれます。
ここでは、ウェイクを手に入れた“その後”に起こりうるワクワクな未来を描いてみましょう。
週末は“走る秘密基地”で非日常へ
金曜の夜、寝袋とランタンを積み込んで出発。
山間の道の駅や海辺のパーキングエリアで車中泊。
朝の光に包まれて目覚めれば、そこはもう日常とは別世界。
ウェイクがあれば、アウトドアはもっと身近な冒険になります。
「軽だからこそ、行ける場所もある」
細い林道や混雑した観光地の駐車場でも、小回りがきくウェイクなら安心。
あなただけの“秘密の旅ルート”がきっと見つかります。
子どもとのお出かけがもっと楽しく
広い車内で、子どもがワイワイ遊んでいる後ろ姿。
「お母さん、車の中で着替えてもいい?」「お父さん、次はどこ行くの?」
そんな日常の一コマが、ウェイクという空間の中で、
まるで移動式のプレイルームに早変わり。
荷物の積み下ろしや乗り降りがラクだから、
目的地に着く前からもう“お出かけ”が始まっています。
お弁当を持って、少し遠くの公園へ行くだけでも、小さな旅行気分を味わえます。
平日も頼れる「生活の相棒」に
もちろん、ワクワクするのは週末だけじゃありません。
毎日の買い物、仕事の移動、趣味の道具の積み下ろし…
ウェイクは生活のあらゆる場面にフィットする実用性を備えています。
たとえば、仕事帰りにスーパーへ寄って買い物袋を床に置いたまま倒れずに積めるのも、
床の広さと高さがあるウェイクならでは。
家族だけでなく、一人暮らしの方にとっても、
“広さのありがたみ”を日常でしみじみと感じられる1台です。
ちょっとずつカスタムしていく楽しみ
「せっかくなら、自分だけのウェイクにしたい」
そう思ったら、カスタムの世界へようこそ。
ルーフキャリア、マルチバー、収納ネット…
アイデア次第でどんどん進化するのがウェイクの楽しいところです。
最初は市販の車中泊マットだけだったのが、いつしか棚や照明を自作するようになり、
週末のたびに“基地化”が進んでいく…。
そんな「育てるクルマ」としても、ウェイクは最高の素材です。
あの頃あきらめていた“車のある生活”が、今なら叶うかも
かつて車を手放した人、今は公共交通でなんとか暮らしている人も、
「50万円以下」という現実的な価格で叶う中古のウェイクなら、
再びカーライフを始めるきっかけになります。
「ちょっと遠くの景色が見たい」「車中泊でのんびりしたい」
そんな願いを、今の自分でも手の届く形で取り戻せる一台。
ウェイクは、あなたの“あきらめかけていた気持ち”に、
もう一度火を灯してくれるかもしれません。
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