マツダ「プレマシー(CW系)」(※以下プレマシー)の紹介です。
CW系はプレマシーの3代目にあたります。
このページではプレマシーの情報と、購入した場合の各種費用についてまとめています。
前提条件について
本シリーズではこちらの記事に該当する車種を紹介しております。
車種選定条件や維持費シミュレーション概要につきましてはこちらの記事をご参照ください。
プレマシーの基本情報
プレマシーの基本情報です。
マツダ「プレマシー(CW系)」
価格相場 40万円~(2025.04調べ)
基本情報
ボディタイプ | ミニバン |
車両サイズ | 4585x1750x1615~1650mm |
車両重量 | 1470~1480kg |
排気量 | 2000cc |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
JC08モード燃費 | 13~16.2km/L |
実燃費(参考:e燃費) | 7.11~11.39km/L |
乗車定員 | 7名 |
新車時価格 | 179~241 万円 |
概算維持費
維持費 | 1か月あたり(月払い) | 1年あたり(年払い) |
駐車場代 | 1万円 | 12万円 |
自動車保険 | 0.6万円 | 6.6万円 |
ガソリン代 | 1.3~2.1万円 | 15.8~25.3万円 |
自動車税 | 0.3万円 | 4万円 |
合計 | 3.2~4万円 | 38.4~47.9万円 |
プレマシーの特徴

マツダ プレマシーは、7人乗りのスライドドア付きミニバン。
比較的コンパクトなサイズ感と優れた走行性能で、
家族向けの中古車として今も根強い人気があります。
ミニバンでも運転しやすい
プレマシーは全高が低く、空力性能に優れたボディ設計。
ミニバンにありがちなふらつきが少なく、
高速道路でも安定感と静粛性が高いのが魅力です。
さらに、3ナンバーサイズながらも5ナンバー車に近い感覚で運転できるため、
運転に自信がない方でも安心して扱えます。
家族に優しいスライドドア
両側スライドドアを採用しており、お子様の乗り降りや高齢者の送迎にも最適。
狭い駐車場でもドアを気にせずスムーズに乗り降りできるため、日常使いに便利です。
柔軟なシートアレンジで多用途に活躍
2列目・3列目を格納すれば、広大なフラットスペースが出現。
キャンプ道具や自転車の積載も可能で、車中泊にも対応できます。
現在は中古車でしか手に入らない希少モデル
プレマシーは、マツダがミニバンから撤退したため2018年に生産終了。
新車での購入はできませんが、
今でも中古市場でコスパの良いファミリーカーとして注目されています。
こんな人におすすめ

プレマシーは、次のようなニーズを持つ方に特におすすめです。
子育て世代でスライドドア付きの車が欲しい方
両側スライドドアを備えたプレマシーは、小さなお子様がいる家庭にぴったり。
隣の車との距離が近い駐車場でも、安心して乗り降りができます。
チャイルドシートの乗せ降ろしもラクに行えるため、日常使いのストレスが大幅に軽減されます。
コンパクトなミニバンが欲しい方
全高を抑えたデザインにより、一般的な立体駐車場にも対応しやすいのがプレマシーの強み。
ミニバンの中では比較的コンパクトで取り回しがしやすく、
運転に自信がない方や初めてのミニバンにも最適です。
家族旅行やアウトドアも楽しみたい方
2列目・3列目を格納すれば広大な荷室が現れ、キャンプや車中泊にも活躍。
自転車やベビーカー、大きな荷物も余裕で積み込めます。
マルチに使える1台を探している方にぴったりです。
お得に「まだまだ乗れる中古車」を探している方
プレマシーは新車販売が終了しているため
価格が落ち着いていますが、基本設計はしっかりしており、
丁寧にメンテナンスされた個体なら10万kmを超えても元気に走ります。
コストを抑えつつ安心して乗れる中古車を探している方には、大きな選択肢になるでしょう。
プレマシーのおすすめポイントまとめ
・両側スライドドアで子育て世代にやさしい設計
・ミニバンながらコンパクトで扱いやすいサイズ感
・フルフラットで荷室も広く、旅行やアウトドアにも対応
・中古車価格が手頃で、コスパの高い選択肢
・走行距離が伸びていても、丁寧に整備されていれば長く乗れる
「大きすぎないミニバンで、使い勝手も良く、しかもお手頃に手に入る」
そんな1台を探している方にとって、プレマシーはまさに“穴場”的な存在です。
50万円以下で狙えるプレマシーの年式・グレードは?

2025年現在、プレマシーを総額50万円以内で狙うなら、
年式や走行距離、グレードの見極めが重要です。
プレマシーは2005年に登場し、2018年に販売終了。
ファミリーカーとしての実用性と、走る楽しさを両立した“隠れた名車”ですが、
年式や装備の違いによって市場価格に幅があります。
狙い目は2010〜2012年式
現在の中古車市場で、50万円以下で購入できるのは主に2010〜2012年式の中期モデルです。
この時期の車両は、マイナーチェンジにより内外装が洗練され、装備も充実してきた時期。
特に「20CS」「20S」グレードが流通数も多く、コスパ重視の選択肢としておすすめです。
- 20CS:ベーシックなグレードですが、パワースライドドアやエアコン、ABSなど基本装備はしっかり。車両価格も抑えめで、予算重視派に◎
- 20S:上級グレードで、アルミホイールやオートライト、より快適な内装などが特徴。ちょっと贅沢したい方はこちらも検討価値あり。
走行距離は10〜15万kmが現実的ライン
総額50万円以下を目指すと、走行距離は10〜15万km程度の車両が中心になります。
ただしプレマシーはエンジン・足回りともに耐久性が高く、
メンテナンス次第では20万km超えも珍しくありません。
点検記録簿付きでしっかり整備されていた車両を選ぶことが重要です。
注意したいグレード選びのポイント
CW系プレマシーは基本的に2.0Lエンジンで統一されていますが、
前期・中期・後期で装備や内外装に違いがあるため、購入前にチェックが必要です。
「20CS」グレードは装備が簡素で、両側パワースライドドア非対応の車両も多いため、
利便性を求める方は「20S」グレードを中心に探すと満足度が高まります。
さらに、アイドリングストップ機構付き車両は専用バッテリーを使用しており、
交換費用が高くなりがちです。
中古車購入時には、直近の整備記録を確認するのが安心です。
走行距離や装備で「お買い得車」を見つけるコツ

中古車市場には、年式や見た目が似ていても「これは掘り出し物!」
と思えるようなお買い得なプレマシーが存在します。
そのカギとなるのが、走行距離の考え方と装備のチェックポイントです。
ここでは、実用性とコスパを両立する中古プレマシーを見つけるコツを解説します。
💡 初めての中古車購入で不安な方へ
タイヤやブレーキ、内外装など見落としがちなチェックポイントをまとめたガイドはこちら👇
👉 初心者でも失敗しない中古車チェック術
走行距離は“年1万km”を基準に考える
プレマシーは、しっかりメンテナンスされていれば20万km以上走行できる耐久性を持っています。
中古車として流通しているものの多くは10〜15万km前後ですが、
これは「すぐに故障する」という意味ではありません。
- 9〜12万km前後:まだ“過走行扱い”されにくく、価格と状態のバランスが良い
- 13〜15万km台:さらに価格が下がるが、整備記録の確認は必須
- 15万km超え:安くても消耗部品(足回り・ベルト類・バッテリーなど)の交換歴が重要
走行距離だけで判断せず、
「定期点検記録簿」「整備履歴の記載」「下回りやエンジンルームの状態」もチェックして、
“大事にされてきた個体”を選ぶことがポイントです。
20Sは装備が豊富!20CSとの違いを知っておく
CW系プレマシーには主に「20CS」「20S」などのグレードがありますが、
装備の差が中古価格に大きく影響しないことがあります。
つまり、少し探せば同じ価格帯で装備が豪華な車両が見つかる可能性があるということです。
◆ 代表的な装備の違い
装備内容 | 20CS | 20S(中〜後期) |
---|---|---|
両側パワースライドドア | ×(片側または手動) | ◯ |
本革巻きステアリング | × | ◯ |
アルミホイール | △(未装着が多い) | ◯ |
オートエアコン | △ | ◯ |
ナビ・バックカメラ | △(後付け多) | △(車両次第) |
中古車検索サイトではグレード検索だけでなく、「装備で絞り込み」をかけることで
見た目は同じでも実は快適性に差がある車両を発見しやすくなります。
「社外ナビ」「バックカメラ付き」は狙い目!
ナビやカメラの有無は、実際の使い勝手に直結します。特にプレマシーはボディが大きめなので、バックカメラ付きだと運転のストレスが激減します。
- 純正ナビより社外ナビのほうが新しくて高性能なことも多い
- バックカメラは「後付け」でも実用性は十分
- 「Bluetooth対応」「フルセグTV」「DVD再生」など、ナビ周りの装備で生活の質が変わる
「純正装備が最優先」という考えにこだわらず、
“前オーナーが装備にお金をかけてくれていた車”を見極める目が大切です。
まとめ
- 走行距離は10〜15万kmでも問題なし。整備記録の有無がカギ
- グレードより“装備の中身”に注目するとお買い得車が見つかる
- バックカメラやナビ付き車両は快適性が段違い。社外品も歓迎
筆者なら、こんな1台を選ぶ【実例シミュレーション】
私がプレマシーを購入するならこんな1台を選びます。
購入条件
支払総額:~40万円
グレード:20S
年式:2013年式~
走行距離:~12万km
外装:目立つキズやへこみ、サビが無い。多少のキズはOK
内装:割れ、破れが無いこと。年式なりの使用感やキズはOK
選定理由
私の場合、年間4万km程度の走行を想定しています。
つまり2年で8万km、累計走行距離が20万km以内に収まる車種を探します。
基本的な考えでは2年で次の車に乗り換えを前提に考えます。
2年後、20万kmに迫るタイミングで点検を実施し、
大きな問題が無ければ車検を通す判断をします。
あえて予算を厳しめに設定している理由としては、
・ミニバンという特性上内装のヤレは許容したい
・外装表面積が広いため多少のキズは許容したい
・車両購入費を抑える代わりに、浮いたお金を補修費に回す
このような理由から上記の条件で探すことを想定しました。
もしもプレマシーを購入したら

想像してみてください。
あなたが選んだプレマシーが、
日常の移動や休日のドライブをぐっと快適に、自由にしてくれる光景を。
例えば、広々とした室内空間に荷物を積み込んで、
家族や友人と気軽にキャンプや温泉旅行へ。
2列目・3列目を自由に使い分ければ、
大型の買い物も、趣味の道具もラクラク収納できます。
通勤や買い物といった日常でも、
アイドリングストップやスライドドアが地味に効いてきて、
「この価格で、ここまで快適になるとは思わなかった」──
きっとそう感じるはずです。
もちろん、古い車ですから
多少の修理やメンテナンスは必要になるかもしれません。
でも、それすらも「自分の手で育てていく楽しさ」と捉えられる人には、
プレマシーは“相棒”のような存在になるでしょう。
50万円以下という制約の中でも、しっかり探せば、
長く・楽しく・賢く付き合える1台に出会える可能性は十分にあります。
プレマシーを選ぶということは、「制限の中でも最大限楽しむ」という選択肢です。
次の週末、あなたのプレマシーでどこへ出かけましょうか?
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