【50万円以下おすすめ中古車】【2025年版】もしもホンダ「N-BOX」(初代)シリーズを購入したら

おすすめ車種

ホンダ「N-BOX」(初代)(※以下N-BOX)シリーズの紹介です。

このページではN-BOXシリーズの情報と、購入した場合の各種費用についてまとめています。

前提条件について

本シリーズではこちらの記事に該当する車種を紹介しております。
車種選定条件や維持費シミュレーション概要につきましてはこちらの記事をご参照ください。

N-BOXシリーズの基本情報

初代N-BOXシリーズには以下のバリエーションがあります。

ホンダ「N-BOX」(初代)
価格相場 20万円~
(2025.04調べ)

基本情報

ボディタイプスーパーハイトワゴン
車両サイズ3395x1475x1780~1800mm
車両重量930~1010kg
排気量660cc
燃料無鉛レギュラーガソリン
実燃費(参考:e燃費)12.72~18.11km/L
乗車定員4名
新車時価格119~180万円

概算維持費

維持費1か月あたり(月払い)1年あたり(年払い)
駐車場代1万円12万円
自動車保険0.5万円5.9万円
ガソリン代0.8~1.2万円9.9~14.2万円
自動車税0.1万円1.1万円
合計2.4~2.8万円28.9~33.2万円

ホンダ「N-BOXカスタム」(初代)
価格相場 30万円~
(2025.04調べ)

基本情報

ボディタイプスーパーハイトワゴン
車両サイズ3395x1475x1780~1800mm
車両重量950~1030kg
排気量660cc
燃料無鉛レギュラーガソリン
実燃費(参考:e燃費)13.2~16.92km/L
乗車定員4名
新車時価格144~201万円

概算維持費

維持費1か月あたり(月払い)1年あたり(年払い)
駐車場代1万円12万円
自動車保険0.5万円5.9万円
ガソリン代0.9~1.1万円10.6~13.6万円
自動車税0.1万円1.1万円
合計2.5~2.7万円29.6~32.6万円

ホンダ「N-BOX+」
価格相場 36万円~
(2025.04調べ)

基本情報

ボディタイプスーパーハイトワゴン
車両サイズ3395x1475x1780~1800mm
車両重量990~1060kg
排気量660cc
燃料無鉛レギュラーガソリン
実燃費(参考:e燃費)13.63~15.13km/L
乗車定員4名
新車時価格134~181万円

概算維持費

維持費1か月あたり(月払い)1年あたり(年払い)
駐車場代1万円12万円
自動車保険0.5万円5.9万円
ガソリン代1~1.1万円11.9~13.2万円
自動車税0.1万円1.1万円
合計2.6~2.7万円30.9~32.2万円

N-BOXの特徴

「軽自動車の常識を変えた」とまで言われるほどのインパクトを残したのが、
2011年に登場した初代N-BOXです。

今でこそスーパーハイトワゴンが当たり前になっていますが、
当時としては画期的だったその設計。

中古市場では今なお根強い人気を誇り、
50万円以下でも十分に選択肢があるのがうれしいポイントです。

驚くほど広い「室内空間」が最大の武器

N-BOXの大きな魅力は、「これ、本当に軽自動車?」と思うほどの室内の広さ

天井の高さだけでなく、前後席のレッグスペースも広く、
大柄な大人が4人乗っても圧迫感を感じません。

  • 後席はスライド&リクライニング機能付き
  • チャイルドシートを設置しても余裕の足元
  • 高さを活かしてベビーカーをそのまま積載可能

この広さは、子育て世帯にとっては特に頼もしいポイント。

実際に、家族のファーストカーとして選ばれるケースも多かったです。

使いやすさを追求したスライドドア

初代N-BOXは後席両側スライドドアを採用

一部グレードには電動スライドドアも搭載されており、
雨の日や狭い駐車場での乗り降りもラクラクです。

  • 子どもを抱っこしたままでも片手で開閉
  • 隣の車を気にせずドアの開け閉めが可能
  • 手動モデルでも開閉が軽くてスムーズ

スライドドアが標準装備なのは、後席の乗員にも配慮した設計思想の表れです。

初代から充実していた安全装備

ホンダは早くから安全性能に注力しており、
初代N-BOXにも当時としては先進的な安全装備が盛り込まれていました。

  • VSA(車両挙動安定化制御システム)
  • サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ(一部グレード)
  • 衝突安全ボディ「G-CON」採用
  • ホンダ独自の低床プラットフォームによる安定性

2014年のマイナーチェンジ以降には、衝突軽減ブレーキ(シティブレーキアクティブシステム)
などの予防安全機能も搭載され始めています。

自然吸気でもパワー不足を感じにくい走行性能

エンジンは660ccの自然吸気(NA)とターボの2種類。

ターボモデルの加速力は当然優秀ですが、
NAモデルでも街乗りでは必要十分なパワーがあります。

また、CVT(無段変速機)の制御がスムーズで、発進・加速も滑らか
静粛性も高く、初代ながら上質な乗り味が特徴です。

軽とは思えない「しっかり走るのに、燃費も優秀」

初代N-BOXの実燃費はおおよそ16〜20km/L前後(NA・2WD車の場合)
大人4人がしっかり乗れるボディサイズや装備を考えると、燃費性能は十分に優秀な部類に入ります。

  • 街乗り中心でも15〜17km/L程度が目安
  • 高速道路や郊外では20km/L近くまで伸びるケースも
  • ターボ車はやや燃費が下がるが、その分ストレスのない走り

大きくて重い=燃費が悪いという印象を持たれがちですが、初代N-BOXは意外とエコな実用車です。

使い方自由自在のラゲッジスペース

荷室スペースは、高さと奥行きのバランスが取れた実用設計
後席をスライド・折りたたむことで、様々な荷物に対応できます。

  • ベビーカーを立てたまま収納できる(後席スライドあり)
  • 自転車も前輪を外せば積載可能
  • 荷室の開口部が低く、重たい荷物も積み下ろしラクラク

また、「助手席を前に倒して長尺物を積める」など、軽とは思えない積載性の高さもポイントです。

女性や運転初心者でも安心できる視界の広さ

N-BOXの運転席は、アイポイント(視線の高さ)が高めで見晴らし良好

特に初代モデルはフロントウィンドウが大きく、ピラーも比較的細いため、
交差点や駐車時の左右確認がしやすいです。

  • ボンネットが短く、車両感覚がつかみやすい
  • サイドミラーがドアミラー型で死角が少ない
  • 小回りも利く(最小回転半径は4.5〜4.7m)

「運転に自信がない」という方にとっても、安心感を得やすい設計になっています。

N-BOXとN-BOXカスタムの違いは?

同じ「N-BOX」でも、ノーマルモデルと「カスタム」では見た目も装備も別モノ。

中古車選びでは、この2つの違いを理解しておくと、
自分にぴったりの一台を見つけやすくなります。

見た目の違い──“かわいらしさ”と“かっこよさ”

  • N-BOX(ノーマル)は、柔らかなデザインで親しみやすい雰囲気。
    丸目風ヘッドライトにスッキリしたフロントマスクは、ファミリー層や女性人気が高め。
  • N-BOXカスタムは、メッキパーツやシャープなヘッドライトを採用し、
    「精悍でクール」な印象
    男性ユーザーや若年層に好まれやすいデザインです。

見た目の好みで選ぶ人も多く、外観の印象が決め手になることも

装備の違い──カスタムは“ちょっと贅沢”

初代モデルでは、カスタムの方が装備が豪華な傾向があります。

装備例N-BOXN-BOXカスタム
ディスチャージヘッドライト一部グレード多くのグレードで標準装備
フルオートエアコングレードによる多くのグレードで標準装備
革巻きステアリングなし(またはオプション)標準装備(グレードによる)
内装デザインシンプル・実用的高級感あり(ピアノブラック調など)

装備が豪華=維持費がかかるというわけではないので、好みに応じて選べばOKです。

中古市場の価格差──実はそれほど大きくない

「カスタムって高そう…」という印象があるかもしれませんが、
初代モデルの中古市場では、価格差が小さくなりつつあります

  • 年式・走行距離が同じなら、5〜10万円程度の差に収まるケースも多い
  • 状態やオプション次第では、カスタムの方が「お買い得」に見えることも

見た目・装備の差を考慮すると、
「どうせならカスタムがいいかも」となるユーザーも少なくありません

N-BOX+って何?

「N-BOXプラス(+)」は、通常のN-BOXをベースに
”積む・運ぶ・寝る”といった使い方を広げた、多機能型の派生モデルです。

キャンプや車中泊、趣味の道具を積むなど、
ライフスタイルに寄り添う車として一部ユーザーから根強い人気があります。

最大の特徴は「マルチスペース構造」

N-BOX+最大の魅力は、
リアシートより後ろの床下に段差を設けた“スロープ形状”のラゲッジフロア

この工夫により、以下のような多用途利用が可能です。

  • 自転車やアウトドア用品の積載:スロープ形状で載せやすく、固定用フックも装備
  • 車いすの積み下ろし:介護用途にも配慮された設計
  • 車中泊モード:フルフラットにすると「寝台」や「小上がり風」のレイアウトに変身

さらにオプションで、
「マルチボード」と呼ばれるユニット家具のような装備も用意されていました。

これにより、荷室が「ベッド」「テーブル」「引き出し」などへ自由に変化します。

N-BOXとは違う?向いている人の特徴

一般的な街乗り・買い物中心なら通常のN-BOXでも十分ですが、N-BOX+は以下のような人に向いています。

  • 車中泊やキャンプが好きな人
  • 大きな荷物を頻繁に積む人(道具・楽器・仕事道具など)
  • ユニークなクルマを探している人

「他の人と被らない、ちょっと変わった軽を探してる」という人にもピッタリ。

中古車としてはレアだけど狙い目

N-BOX+は生産台数が少なかったため、中古車市場では玉数が少ない希少モデルです。

そのため状態の良い車両は早めの検討がカギ。
逆に言えば、好みにハマれば“刺さる一台”になる可能性大です。

こんな人におすすめ

初代N-BOXは、ただ広いだけじゃない。
「使い勝手」と「頼もしさ」を兼ね備えた、軽の王者とも言える存在です。

特に、コストを抑えつつ快適なカーライフを送りたい人にこそおすすめしたい1台です。

軽でも広さに妥協したくない人

「軽=狭い」というイメージを、初代N-BOXはいい意味で裏切ってくれます。

室内長は2m以上あり、後席の足元もゆったり
ベビーカーもそのまま積めるほどラゲッジスペースが広く、
買い物・旅行・送迎すべてにマッチ

大人4人でも無理なく乗れるので、「軽だけどファミリーカー」としても成立します。

運転に自信がない初心者や高齢者

初代N-BOXは、見晴らしが良くて、取り回しもラク

運転席が高めで前も後ろも見やすく、
「怖さがない」という安心感があります。

小回りもきくため、
運転に不安がある方やペーパードライバーのリスタートにもおすすめです。

予算50万円前後で「長く使える」軽を探している人

初代N-BOXは2011年〜2017年までのモデルですが、
年式が新しめ(2015年以降)の個体も50万円以内で見つかることがあります。

耐久性に定評があり、メンテナンス次第で10年以上乗ることも可能

コスパ重視の方にとって、長い付き合いができる1台です。

購入前に知っておきたい注意点

中古で初代N-BOXを検討する際には、事前に知っておきたいポイントもいくつかあります。

価格が手ごろな反面、状態や年式によっては注意が必要な点もありますので、
購入前の確認をおすすめします。

走行距離が多い個体も多く出回っている

初代N-BOXは流通量が非常に多いため、
10万km以上走行している車両も珍しくありません。

軽自動車の寿命はメンテナンス次第で延びますが、
15万kmがひとつの目安です。

「走行距離の割に安すぎる車両」は、整備履歴が不明確だったり、
過走行の割に消耗部品が交換されていない可能性もあるため、
総合的な状態のチェックが重要です。

安全装備の有無は年式で差がある

初代N-BOXはグレードや年式によって安全装備に大きな差があります。

特に「Honda SENSING(衝突被害軽減ブレーキ等)」は初代には搭載されていませんが、
後期モデル(2015年〜)の「G・Lパッケージ」などには
横滑り防止装置(VSA)やサイドエアバッグが付いている場合も

中古車検索では、グレードや装備の違いに注意しながら選ぶのがおすすめです。

スライドドアの動作チェックを忘れずに

N-BOXの目玉装備である両側スライドドア(電動含む)は利便性が高い反面、
モーターの劣化やレールの異音が中古では気になる点。

  • スムーズに動くか?
  • 異音や引っかかりはないか?
  • 手動での開け閉めは軽いか?

こうした点は、実車確認でのチェックが必須です。

もしもN-BOXを購入したら

あなたの毎日が、ちょっと自由で、ちょっと楽になる。

N-BOXは、そんな変化をもたらしてくれる相棒になるかもしれません。

たとえば、朝の慌ただしい送り迎え。
スライドドアだから、狭い駐車場でも子どもをスムーズにチャイルドシートへ。

雨の日も傘を差したまま、ラクに乗り降り。
「もうちょっと手が3本あれば…」という忙しい日々の中で、
N-BOXがひとつ、余裕をくれます。

買い物帰り、大きな荷物をたくさん抱えていても心配なし。
床が低くて積みやすく、ラゲッジも広い。
後席を倒せば、自転車やアウトドアグッズだって楽々積み込めます。

週末には家族でちょっと遠出。
窓が大きく、視界がいいからドライブが気持ちいい。

子どもは後部座席でDVDを楽しんで、大人は静かで快適な運転空間。
「軽ってこんなに静かだった?」と思えるほど、走りも上質です。

そして何より、
N-BOXは“軽自動車”というジャンルを忘れさせる広さと利便性を持っています。

普段使いにも、ちょっとした非日常にも、しっかり応えてくれる。
あなたの暮らしに、もうひとつの「部屋」が増えるような感覚かもしれません。

──「車を持つって、やっぱりいいな」
そんな気持ちが、N-BOXから始まるかもしれません。

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