ダイハツ「ミラ」(L275S系)(※以下ミラ)の紹介です。
このページではミラの情報と、購入した場合の各種費用についてまとめています。
前提条件について
本シリーズではこちらの条件に該当する車種を紹介しております。
・支払総額50万円以下
・国産車
・修復歴無し
・2014年式以降
・走行距離15万km以下
この条件の選定理由については下記記事を参照ください。
ミラの基本情報
ミラの基本情報です。
ダイハツ「ミラ」(L275S系)
価格相場 17万円~(2025.04調べ)
基本情報
ボディタイプ | 軽ハッチバック |
車両サイズ | 3395x1475x1540mm |
車両重量 | 820kg |
排気量 | 660cc |
燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
実燃費(参考:e燃費) | 12.3~21.86km/L |
乗車定員 | 4名 |
新車時価格 | 86~154万円 |
概算維持費
維持費 | 1か月あたり(月払い) | 1年あたり(年払い) |
駐車場代 | 1万円 | 12万円 |
自動車保険 | 0.5万円 | 5.9万円 |
ガソリン代 | 0.7~1.2万円 | 8.2~14.6万円 |
自動車税 | 0.1万円 | 1.1万円 |
合計 | 2.3~2.8万円 | 27.2~33.6万円 |
ミラの特徴
ミラは、コンパクトで軽快な走りと実用性の高さが魅力の軽セダンです。
シンプルな造りながら、維持費の安さと扱いやすさから、長年愛されてきたモデルです。
走行性能
- 軽快な加速感と取り回しの良さ
- 5MTモデルも存在し、運転好きにも対応
街乗りにちょうどよい出力。
高速はやや苦手ですが、燃費と操作性に優れています。
サイズ感・扱いやすさ
- 軽自動車の基本に忠実なコンパクト設計
- 最小回転半径4.4mで狭い道もスムーズに曲がれる
運転初心者や高齢者にも扱いやすく、駐車も簡単です。
室内・インテリア機能性
- シンプルで見やすいメーター周り
- 助手席下収納や後席一体可倒式シートで荷物対応も〇
必要最低限の装備ながら、通勤・買い物には十分な実用性。
外装デザイン
- 直線的であっさりとしたデザイン
- モデル末期でも古臭さは控えめ
外観にこだわりすぎない、実用派のための車といえます。
ミラとミライースの違い
ミラとよく比較されるのが、後継モデルの「ミライース」です。
- ミラは軽量・簡素で整備性に優れた旧来の軽自動車
- ミライースは低燃費・衝突軽減ブレーキ搭載など現代的設計
中古価格帯では重なる部分も多いですが、
ミラはより「シンプルさと安さ」重視、ミライースは「装備充実と燃費」重視で選ぶとよいでしょう。
👉ダイハツ ミライースの特徴と選び方を解説
ミラとスバル「プレオ」の違い
ダイハツ「ミラ」とスバル「プレオ」は、
OEM(相手先ブランドによる製造)関係にある兄弟車です。
プレオはダイハツから供給されたミラをベースに、スバルブランドで販売されていました。
以下に代表的な違いを整理します。
- エンブレムと販売網以外、基本的なボディ・機構は共通
- スバル車として販売されたプレオは販売時のディーラー対応や整備履歴が異なる
- 一部グレード名や内装の仕立てにわずかな差異あり
- プレオの方が中古市場で若干流通台数が少ない
つまり、中身はほぼ同じで、見た目と販売経路の違いが主です。
特に「程度の良い車両を安く手に入れたい」と考えるなら、
プレオも積極的に候補に入れるのがおすすめです。
プレオに関する記事も今後追加予定のため、
OEM兄弟車としての比較検討がしやすくなるようリンク設置も予定しています。
👉スバル プレオの特徴と選び方を解説
こんな人におすすめ
ミラの特徴を活かせるのは、こんな人たちです。
✔️ 車に多くを求めず「移動の足」として割り切れる人
✔️ 維持費の安さを最優先したい人
✔️ 初心者や高齢者など運転に自信がない人
✔️ 車検・整備を自分で行いたいDIY派
✔️ とにかく安く中古車を手に入れたい人
外観や装備にこだわらず、「実質コスパ」だけを重視するなら最適な1台。
中古市場では玉数が減ってきていますが、しっかり整備されていれば、まだまだ現役で活躍できる車です。
購入前に知っておきたい注意点
価格の安さが魅力のミラですが、選ぶ際にはいくつかのポイントに注意が必要です。
- 装備が最低限で、快適性に乏しいモデルも多い
- 年式やグレードによって安全装備が未装着の場合あり
- 経年劣化で足回りやブレーキ周辺に痛みがある車も
- MT車は個体数が少なく、探すのが難しい
- 車内静音性は現代車と比べると劣る
中古で購入する場合、走行距離よりも整備歴や下回りのサビを重視するのがおすすめです。
商用利用されていた個体も多いため、使用歴の確認は重要です。
もしもミラを購入したら
もしあなたがミラを購入したら、毎日の暮らしはきっと少しだけ軽やかになります。
小さなボディに必要十分な力を秘めたこの車は、通勤や買い物、
ちょっとしたお出かけのたびに「気軽に乗れる相棒」として寄り添ってくれるはずです。
例えば、朝の出勤。
混雑した住宅街でも小回りが効くので、狭い道でもストレスなく走れます。
最小限の時間で会社へ向かえるというだけで、朝の余裕がまったく違ってくるはずです。
保育園への送り迎えも、スーパーへの買い物も、サッと乗って、サッと帰ってこれる。
そのテンポの良さは、軽自動車ならではの魅力です。
そしてなにより、維持費が安いという安心感。
ガソリン代も税金も抑えられるので、家計を気にせず使える「生活の足」になります。
古さは感じるかもしれませんが、そのぶん愛着も湧きやすい。
「ちょっと古くてちょうどいい」、そんな存在になっていくかもしれません。
休日には、お弁当を積んで河原や公園に出かけてみるのもいいでしょう。
助手席に誰かを乗せて、ゆっくりと流れる風景を楽しむ。
きっと、「この車があってよかったな」と感じる瞬間が、
日常のあちこちに散りばめられていくはずです。
まとめ:この車を“選ぶべき人”とは?
✔️ 維持費を最小限に抑えたい人
✔️ 中古車でも状態の良い実用車を探している人
✔️ MTやDIY整備を楽しみたい人
✔️ 近距離中心の運転が多い人
✔️ 車に贅沢を求めないシンプル志向の人
ミラは、「車を持つ」という行為を最も低コストかつ実用的に成立させる選択肢の一つです。
その控えめな存在感の中に、長く乗るほどにじんわりと感じられる魅力があります。
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