中古車を購入しようと決めてはみたものの、
予算内でどんな車が買えるのか調べるのも大変ですよね。
例えば予算50万円とした場合、中古車情報サイトで調べることになると思います。
本記事投稿時点で、予算50万円以下で検索すると7万台以上の候補がヒットします。
こんなに膨大な候補の中からお気に入りの1台をみつけるのはとても大変ですよね。
ここではどのように車を探していくか、
私のやり方を具体的に紹介したいと思います。
車とどんな付き合い方をしたいか

中古車選びの観点は無限大です。
予算、利用目的、何年くらい乗るか、どれくらいの頻度で乗るか…
などなど、考えることがたくさんありますよね。
そこで今回は
「50万円以下なのに比較的メンテナンスのリスクが低めで4年以上乗れそうな車」
をテーマに以下の条件に当てはまる車種をピックアップすることにします。
・支払総額50万円以下
・国産車
・修復歴無し
・2014年式以降
・走行距離15万km以下
国産車の理由
上記検索条件でも意外と外車が結構ヒットします。
しかし今回は国産車に絞ってピックアップしています。
理由は大きく2つあります。
ひとつは「整備費用が国産車に比べて高額」であること。
もうひとつは「整備期間が国産車に比べて長い」こと。
外車はかっこいいですし、新車からの値下がり幅が大きいのでお買い得に見えます。
しかし、元値が高いということは整備費用も高いということです。
壊れた部品は交換する必要があります。
元値が高い車体ですから当然交換パーツも高額となります。
また、国内に在庫が無ければ海外から取り寄せる必要があります。
そうすると修理費用が高額となり、修理期間が延びてしまいます。
結果としてせっかくの愛車を使えない期間が長くなってしまいます。
そのため今回は国産車に絞ってピックアップすることとしました。
修復歴無しの理由
修復歴がある車は故障リスクが高くなってしまうケースが多いです。
そのため今回は修復歴の無い車に絞ってピックアップしています。
中古車における修復歴とは「骨格部分」の交換や修理をした車のことを指しています。
例えば「バンパーを擦ってしまって鈑金修理をした」ような場合は骨格部分の修理に該当しないので
「修復歴あり」とはなりません。
骨格部分とは車体を構成する骨組み部分のことを指しており、
例えば屋根やそれを支える柱となっている部分(ピラー)あたりは目に見える骨格部分となります。
ドアやバンパーなどは骨格部分には当たりません。
車は膨大な部品点数で出来上がっています。
それらはすべて骨格部分で支えています。
その骨格部分がわずかでも歪んでいたらどうでしょうか。
すぐには問題が起きなくてもどこかに余計な負荷がかかっている可能性があります。
2014年式以降の理由
車は製造から時間が経つほど経年劣化が進みます。
具体的にはゴム製の部品が硬くなったり割れたりします。
塗装は日光によるダメージが蓄積し、艶がなくなったり色褪せしたりします。
金属部分は塩害などによる錆が出てきます。
そのため新しければ新しいほどリスクが低いのですが、
古い車のほうがリスクがある分安く買えますよね。
では今の車は何年くらい乗られているのか調べてみました。
<乗用車は13.87年>
令和3年3月末の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.87年となり、前
年に比べ0.36年長期化し、6年連続の増加で過去最高となった。また、10年前の
平成23年に比べて1.44年延びている。
車種別にみると、普通乗用車は13.87年で前年に比べ0.34年延び、2年連続で
増加した。小型乗用車は13.87年で前年に比べ0.37年長期化し、6年連続で増加
した。(引用元:一般財団法人 自動車検査登録情報協会)
https://www.airia.or.jp/publish/file/r5c6pv000000wkpt-att/r5c6pv000000wkq8.pdf
平均して14年近くも乗られているようです。
14年くらいであれば大きな故障のリスクは低いと考えられます。
つまり、10年前の車であれば4~6年程度は問題なく乗れる可能性が高いと考えられます。
そこで今回は2014年式以降の車をピックアップすることとしました。
走行距離15万km以下の理由
エンジンやサスペンションなどの金属部品は走るほどにダメージが蓄積していきます。
昔は10万kmで寿命と言われていた時代もありました。
今はそんなことはなく、15万kmでも20万kmでも問題なく走れます。
もちろん一部の部品が故障することはありますし、
一切メンテナンスしないで乗れるということはありません。
最低でもエンジンオイルはメーカー推奨サイクルで交換する必要があります。
多くの場合半年に1度or5000~10000kmに1度程度でしょう。
私も何台か車を乗り継いできていますが、
概ね20万km程度までは大きな修理もなく乗れました。
これらの経験則から年間1万kmくらいの利用を想定して15万km以下の車をピックアップしています。
20万kmが寿命というわけではなく、おそらくもっと乗れると思います。
私は「車の寿命=今現在の車体価値以上の修理費用がかかるとき」だと思っています。
実際には毎回寿命を迎える前に乗り換えてしまっていますが、
大切に乗っていれば今の車は20万km以上問題無く乗れます。
50万円以下】安心して乗れそうな車リスト

上記説明の通りの条件で中古車情報サイトを調べたところ100車種程度見つかりました。
条件にあてはまるものが全国に数台しかない車もあるのですが
それらは購入候補として現実的ではないので除外し
現実的に「探せば良い1台が見つかる」可能性が高いものに絞ってご紹介します。
筆者が調べた車種リストは以下ページでまとめています。
是非ご確認ください。
初めての中古車選びに!50万円以下で賢く見つける10年落ち以内のおすすめリスト
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