電装DIYの第一歩として「電源取り出し」に挑戦する人も多いですが、
その前に知っておきたいのが「ヒューズの役割と種類」です。
ヒューズとは、電気の流れすぎ(過電流)を防ぐための安全装置。
適切なヒューズを理解して選ばないと、ショートや火災の原因になることも。
この記事では、DIY初心者でも迷わないように、
ヒューズの基礎知識・見分け方・選び方のポイントを解説します。
ヒューズの役割ってなに?
ヒューズは、電気が一定以上流れたときに自動的に切れて回路を遮断する装置です。
回路や機器を守る「安全弁」のような存在。
たとえば、ドラレコやナビを自分で取り付けた際、
誤配線や製品トラブルで異常な電流が流れても、ヒューズが切れて車体側を守ってくれます。
ヒューズの種類と見分け方
ここではヒューズの種類と見分け方について解説します。
▶ ヒューズの見た目
ヒューズには大きく分けて以下の種類があります:
- ミニ平型ヒューズ(最も一般的)
- 平型ヒューズ(やや大きい)
- 低背ヒューズ(小型車で増加中)
どのタイプが使われているかは、車種や年式によって異なります。
ヒューズボックスを開けて、実際に形状を確認しておきましょう。
▶ ヒューズのアンペア数
ヒューズの頭には「10」「15」「20」などの数字が書かれています。
これはアンペア(A)数で、何Aまで耐えられるかを示しています。
自作電装の電源を取るときは、「元のヒューズと同じアンペア数」のものを使うのが原則です。
DIYで使うならどれを選べばいい?
今使われているものを入れ替えるのが基本です。
そのため、今使われているものを確認するひつようがあります。
▶ 基本は「ミニ平型」か「低背ヒューズ」
最近の車は「低背ヒューズ」採用が増えてきていますが、
多くのDIY入門者は「ミニ平型」で問題ないケースが多いです。
ヒューズ電源取り出しアイテムも、「ミニ平型対応」が主流なので、
自分の車に合っているかを先に確認してから購入しましょう。
▶ ヒューズ電源の構造を理解しよう
ヒューズ電源アイテム(ヒューズ電源ソケット)は、
- 元のヒューズ機能をそのまま引き継ぐ
- 新しくアクセサリー電源を取り出せる
という構造になっています。
つまり、元のヒューズのアンペア数を守る+新設側の機器にもヒューズを付けるのが基本です。
よくある疑問|Q&Aでサクッと理解
よくある疑問をまとめてみました。
Q. ヒューズの抜き差しはエンジンOFFでやらないとダメ?
→ はい。必ずキーOFF&エンジン停止状態で作業してください。
Q. どこにどのヒューズがあるのかわからない
→ 車の取扱説明書の「ヒューズボックス配置図」or「ヒューズボックスの蓋」をチェックしましょう。
Q. 切れたヒューズはどう見分ける?
→ ヒューズの透明部分を見て、中の金属線が切れていれば使用不可です。
まとめ|「ヒューズ選び」もDIYの第一歩
- ヒューズは電装品と車両を守る大切な安全装置
- 形状(低背/ミニ平型など)とアンペア数を事前に確認しよう
- ヒューズ電源取り出しには、元のヒューズの規格を守ることが重要
これを知っておくだけで、
次に読むべき「どのヒューズから電源を取ればいいか?」の記事もスムーズに理解できるはずです!
コメント