契約が済んでホッとしたのもつかの間、
「これから何を準備すればいいの?」
「納車ってどういう流れ?」
と、不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、納車までに必要な手続きや書類を順を追って整理しました。
今どこにいて、何をすればいいのか。
この記事を読みながら、1つ1つチェックしていけば、納車までの道のりがグッとクリアになります。
契約後も「やること」は意外と多い!

契約を終えた瞬間、ひと息つきたくなりますよね。
でも実は、納車まではまだいくつかの大切なステップが残っています。
この章では、まず「納車までに何が起きるのか?」という全体像をざっくり把握しましょう。
契約から納車までの流れをざっくり整理
- 契約 → 必要書類の提出 → 納車整備 → 登録・車検 → 任意保険 → 納車
- 地方ナンバー・遠方販売店の場合は登録や輸送に日数がかかることも
ざっくりとこのような流れとなります。
契約後、すぐに登録作業に進むわけでは無く、必要書類を揃える必要があります。
車庫証明書類や名義変更書類など、必要なものを販売店から指示されますので、
それらの準備を進めます。
県外など、遠方の販売店で購入する場合は登録や輸送に時間がかかることがあります。
筆者は埼玉在住、愛知県で購入したことがありますが、
体感では近所で購入した場合とさほど変わらず、2週間~3週間程度で納車となりました。
納車を自宅ではなく、引取に行くなどの工夫をすることで納期を縮めることも可能です。
多くの場合陸送費用より交通費の方が安く済むので、販売店に相談してみるのもひとつです。
「納車整備」はどんなことをしているの?
- オイル交換やバッテリー点検など、消耗品のチェック・交換が中心
- 法定点検の有無・費用の有無も事前に確認を
オイル類やバッテリーを中心に消耗品の状態を確認し、交換が必要であればその対応をします。
販売店によってはタイヤ交換までサービスに含まれることもあります。
どこまで対応いただだけるのか、追加費用発生の可能性の有無など、
事前に確認しておくと安心です。
納車日決定のタイミングとその決め方
- 書類が揃ったタイミングで販売店が納車日を案内
- 希望日がある場合は、早めに調整の相談をしておくとスムーズ
納車日は書類が揃ったタイミング以降でおおよその日程が決まります。
土日が良いなどの希望日がある場合は早めに伝えておきましょう。
必要書類は「住んでいる地域・名義」によって変わる

必要な書類は、車種・地域・購入方法によって変わります。
この章では「軽自動車」「普通車」「名義変更の有無」など、
よくあるパターン別に整理して紹介します。
あくまで一例なので、実際に必要な書類は販売店の指示をよく確認しましょう。
軽自動車に必要な書類一覧
- 認印
- 住民票(販売店が名義変更する場合)
- 車庫証明(※地域によって不要な場合あり)
普通車(登録車)に必要な書類一覧
- 実印/印鑑証明(発行から3か月以内)
- 車庫証明書類(申請書/保管場所使用承諾書など)
- 委任状(販売店が手続き代行する場合)
自分で名義変更する場合or販売店に依頼する場合
- 自分で行う場合:印鑑証明・実印・車庫証明などを自分で提出
- 販売店に任せる場合:委任状を提出すれば手間を省ける(有料のことも)
名義変更や車庫証明手続きは自分で行うことも可能です。
手数料が省けることもあるので、販売店に確認してみるのが良いでしょう。
ただし、これらの手続きは平日日中帯しか受け付けていないなどの制限がありますので、
事前に確認しておきましょう。
車庫証明は「必要?不要?」地域によって異なる

車庫証明が必要かどうかは、都道府県・市区町村ごとに異なります。
この章では、自分の地域が該当するかどうかを見極めるポイントと申請の流れを紹介します。
軽自動車は車庫証明がいらない場合もある
- 「地方自治体(郡部・町村部)」では不要なことが多い
- ただし販売店が必要と判断することもあるので事前確認を
車庫証明が不要だとしても保管場所は必要ですので、
自宅に保管場所が無いようであれば月極駐車場の契約を進めておきましょう。
普通車は基本的に必須。必要なものと申請方法
- 自宅からの距離が2km以内/契約駐車場であることが条件
- 管轄の警察署への申請、1週間程度で交付
即日発行されるものでは無いので、早めに駐車場の契約を進め、管轄の警察署へ届け出ましょう。
車庫証明の取得が遅れると納車日もずれるので注意
- 必要書類がそろわないと登録手続きができず、納車できない
- 平日しか申請できない地域も多いので、早めの準備が重要
平日に仕事で休めないなどの都合がある方は、家族に委任するなどの工夫が必要です。
自分で手続きするには時間がかかってしまいそうな場合、
販売店にも迷惑が掛かってしまう恐れがあります。
販売店に委任出来る場合はそちらも検討しましょう。
任意保険は「納車前日」までに準備を!

納車日にそのまま車に乗って帰るには、任意保険に加入しておく必要があります。
ここでは、保険の手配タイミングと失敗しないための注意点をまとめます。
納車日が確定したらすぐ保険会社に連絡
- 車検証が発行されたら申し込み可能
- 任意保険に未加入の状態で公道を走るのはおすすめしません
車検証が発行されたら任意保険に加入しましょう。
任意保険に加入するために車検証がほしい旨販売店に相談しておけば、
発行されてすぐにデータをメールで送ってもらうなどの対応をしていただけます。
販売店にお願いすることなので、事前に相談しておくとスムーズです。
任意保険に加入しない状態で事故を起こすと、
莫大な損害賠償を自腹で支払わなければならない可能性があります。
必ず納車日から有効になるよう、事前に加入しておきましょう。
ネット型保険でも即日対応可能
- 当日申し込みでもOKな会社も増えているが、余裕をもった準備が安心
- 手続きに不安がある場合は、対面型や電話窓口も選択肢
販売店が保険代理店になっていることも多いので、
ネット型保険が心配であれば販売店に相談してみるのも手です。
基本的にはネット型の方が安価であることが多いので、
これを機にチャレンジしてみるのも選択肢に考えておくと良いです。
中古車購入時の“初期の等級ミス”に注意!
- 譲渡や名義変更で「等級リセット」されることがある
- 他車からの乗り換え/家族名義の引き継ぎなど、状況を保険会社にしっかり伝えること
保険等級とは、保険会社共通で持っている「あなたの事故リスク通知表」のようなもの。
保険に長く継続し、無事故の実績を積み上げることで低リスクのお客様と認識され、
保険料が安くなる仕組みです。
この保険等級は車を乗り換える場合や、家族名義から引き継ぐなどの場合に
等級を引き継げることがあります。
これらは代理店からの加入であれば営業担当が詳しくヒアリングしてくれます。
ネット型の場合は、質問事項に正しく入力すれば適切な等級で加入出来ます。
焦って適当に入力せず、不明な点は電話サポートなどを活用して適切に加入しましょう。
まとめ|段取りさえ掴めば納車はスムーズに進む

「やることが多いな…」と感じるかもしれませんが、流れと役割がわかれば不安は激減します。
このまとめでは、納車までのステップを図解的に振り返ります。
納車までの流れチャートで全体を再確認
- 契約
- 必要書類の提出
- 車庫証明取得(必要な場合)
- 納車整備
- 登録手続き
- 任意保険加入
- 納車!
駐車場の契約が必要な場合などはそれらも追加となりますが、
概ね上記の流れで納車まで進んでいきます。
不安なことは販売店とこまめに連携を
- 状況が不明なときは、遠慮なく連絡してOK
- 丁寧に対応してくれるかも、販売店の信頼性チェックに
いつまで経っても納車日の案内が来ないなどの不安はとてもよくわかります。
車検残の有無などの条件によって変わってきますが、
多くの場合2週間~1か月程度で納車となることが多いです。
全ての書類が揃ってから2週間程度経っても連絡がなければ問い合わせしてみましょう。
状況がわかれば安心できますよ。
「準備リスト」を1つずつ潰していけば、確実に進みます
- スマホや紙にメモして、1つずつ“済”にしていくだけでOK
- 迷ったときはこの記事を見返して、道筋を再確認しましょう
契約が済んだら納車日が待ち遠しいものですよね。
ひとつひとつ手順を踏んでいけば大丈夫。
もうあなたのカーライフは始まっているのですから。
納車はゴールではなく、新しいカーライフのスタート地点です。
その第一歩がスムーズで、気持ちの良いものでありますように。
次の記事では遠方購入の注意点などを解説しています。
遠方購入を検討されている方は是非チェックしてみて下さいね。
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