「カーセンサーもグーネットも見てるけど、なかなか良い車が見つからない…」
「価格と条件が合う車って、結局“運次第”なの?」
そう感じているあなたにこそ伝えたいのは、
理想の車は、探し方で引き寄せられるということ。
この記事では、中古車検索サイトの具体的な使い方や、
掘り出し物と出会うための行動テクニックを丁寧に解説します。
欲しい車は「運」ではなく「探し方」で出会える

「たまたま良い車が目に入った」という話もありますが、
実際はその人が“動いていた”から出会えたのです。
この章では、車探しの基本的な考え方を見直し、成功への第一歩を踏み出します。
まず「条件整理」が9割を決める
- 「何を重視するか」を明確にすると、検索条件がブレない
- 絶対に譲れない条件/あれば嬉しい条件/不要な条件をリスト化
- 「価格」「走行距離」「年式」だけでなく、装備や使用用途を考えるのがコツ
例えば、5年落ち以内の車が良い!と思っている方。
その理由は何でしょうか?
綺麗で使用感の少ない車を求めているからでしょうか。
安心して長く乗れる車を求めているからでしょうか。
この場合であれば、10年落ちの車でも、
前オーナーが丁寧でシートカバーをかけていたから使用感がほとんど無い。
整備記録簿があって、半年毎にしっかり点検を受けていた。
なんて車があれば条件は満たせますよね。
このような場合、あなたが求める条件は5年落ち以内ではなく、
「使用感が少なく」「綺麗に使われていて」「しっかり整備されていた」車
ということになります。
この場合であれば、
「価格相場が安めの車種」で「その中でも高めの値段設定」をされている車を見に行くと
希望にあう車両が見つかる可能性が高まりますよね。
「安さ」ではなく「納得感」で選ぶ視点
- 極端に安い車は、それなりのリスクあり(修復歴・整備履歴不明など)
- 相場の中で“納得できる理由付きの価格”が安心
- 「この内容でこの価格ならアリ」と思える車を狙う
中古車を買うなら安ければ安いほど良いですよね。
でも安い車には安いりゆうがあるはず。
人気の車や新しい車は相場が高いです。
その中で極端に安い車両を選ぶ場合、安くなっている理由をしっかり把握する必要があります。
不人気の車や古い車は相場が安いです。
不人気の理由や古い車のデメリットをしっかり把握したうえで、
デメリットを超えるメリットを見つけられれば選択肢に入ってきます。
検索慣れしていない人が陥りやすい3つのワナ
- 条件を狭くしすぎて対象ゼロに…
- 安さだけで絞り、怪しい車ばかり表示される
- 写真や装備だけ見て店舗の信頼性を見落とす
例えば、現行車種を5年落ち以内で検索しても
50万円以下の車はほとんどヒットしません。
仮にヒットすることがあったとして、それなりの理由があるはずです。
本当に欲しいもの(機能、性能)をじっくり考え、
周り(便利機能など)に流されず、
自分にとって最高の1台をじっくり探してみましょう。
中古車購入は車両さえ良ければ良いものでもありません。
販売店選びをしっかりしないと、購入時や購入後のトラブルに巻き込まれることもあります。
車と販売店、どちらもしっかり選びましょう。
カーセンサーやグーネット、どう使い分ける?

中古車検索といえば「カーセンサー」「グーネット」が有名ですが、
両者には得意分野や使い勝手に違いがあります。
ここでは、実践的な使い分けと注意点を紹介します。
カーセンサーの強みと使い方のコツ
- 掲載車両数が多く、地方でも探しやすい
- → 全国対応で在庫が豊富。地方でも掘り出し物に出会える可能性が高い。
- “認定中古車”や“修復歴なし”などの条件検索が充実している
- → メーカー系の中古車や、状態にこだわるユーザー向けの検索機能が整っている。
- 販売店の口コミや評価が見られるため、初めての購入でも安心感がある
- → 店舗ごとの対応や雰囲気が事前にわかるので、信頼できるお店を選びやすい。
- 支払総額の表示が義務化されているが、「諸費用の内訳」まで確認できるとより安心
- → 表示価格はあくまで目安。整備内容や登録手数料などの内訳も確認しておくと納得感が高まる。
グーネットの強みと注意ポイント
- 写真枚数が多く、内外装の状態を細かくチェックしやすい
→ 外観・内装の質感やシートの劣化具合など、掲載写真で事前に判断しやすいのが魅力。 - 「車検残あり」「保証あり」など、購入後の安心感が比較しやすい
→ 絞り込み機能が豊富で、条件に合った車を探しやすい点がユーザーフレンドリー。 - 2023年以降は「支払総額表示」が義務化され、価格の比較がしやすくなった
→ 基本的に“総額”での比較が可能なので安心。ただし… - 整備費や登録費が車種ごとに異なるため、「総額の内訳」も要チェック
→ 総額表示でも“整備費込み”かどうか、“登録費が高すぎないか”といった明細に目を通す習慣があると◎。
販売店の「見せ方」と「実態」を見抜く目線
- 評価ポイント:電話対応、掲載写真、説明文の誠実さ
- 要注意:曖昧な言葉(「美車」「程度良好」など)ばかりの店舗は疑って見る
- 「店舗名+口コミ」「Googleマップでレビュー確認」は必須
探し方で変わる!掘り出し物との出会い方

「良い車がない」=「自分に合う条件を見落としている」だけかもしれません。
この章では、今すぐ使える検索テクニックと視点の変え方をまとめます。
条件は“少し緩める”のが正解
- 「年式10年以内→15年以内」
- 「走行距離10万km以下→15万km以下」
- 「本体価格30万→支払総額50万」など
あなたが望む条件をすべて満たす車が見つからない場合、
多くを望み過ぎている可能性があります。
予算を増やしてみる
年式を落としてみる
などの工夫で見つかることもあります。
場合によっては別車種を検討してみるのもひとつです。
「ちょっとマイナー」が狙い目になる理由
- 人気がなくても性能が良い車は多い
- 「人と被らない」「割安」「整備性も高い」などの3拍子そろった車がゴロゴロ
ちょっとマイナーな車は、いわゆる不人気車にあたるものです。
これらは性能が悪い、機能がイケてない、かっこわるいなんてことはなく、
当時のライバル車が強すぎただけ、当時の時代背景に合わなかっただけ、
といった理由がほとんどです。
ちなみに、筆者が以前乗っていたダイハツ「ソニカ」もまさにこれに該当する車でした。
2年間乗りましたが、とても快適で良い車でした。
状態の良い車両があればまた乗りたいと思っている1台です。
今のあなたにとって理想的な掘り出し物が見つかる可能性も高いですよ。
価格だけでなく「写真・文面・対応」もチェックする
- 写真が明るく多い → 誠実な販売姿勢
- 文面が丁寧で具体的 → 整備内容にも期待できる
- 問い合わせ時の反応 → ここでお店の信頼度が一気にわかる
販売店に問い合わせをした際に不快な思いをしたら利用しないのが望ましいです。
なぜなら、問い合わせ時点であなたと販売店の相性の悪さが確認できているからです。
例えば、ぶっきらぼうだけど良い仕事をする販売店だったとします。
でも、販売店がよかれと思ってしてくれていることが、
あなたにとって必要の無い事だったら納得行かないですよね。
筆者の経験上、販売店の対応が良いと感じた場合、良い車両が見つかる可能性が高いです。
理由はひとつ。
顧客利益を最優先に考えているから。
だから「顧客がわかりやすい表現をしている」
だから「多少高くなってもしっかり整備して、安心感を与えている」
だから「顧客の悩みをしっかり聞き出して、納得のいく回答をくれる」
こんなお店だったら、また使いたいですよね。
行動すれば、理想の1台はちゃんと見つかる

中古車は「気になっていたら売れていた…」ということが多発します。
だからこそ、行動の早さと問い合わせの勇気が成功のカギになります。
気になる車はすぐに問い合わせてみよう
- 電話でもメールでもOK。「まだありますか?」「現車確認できますか?」で十分
- 気になるポイントがあれば、明確に聞くと信頼感もアップ
初めての購入だと、特に緊張しますよね。
でも大丈夫。
販売店の方は毎日問い合わせを受けているので、
あなたが次に何をする必要があるか、しっかり案内してくれますよ。
「対応の誠実さ」で信頼できる店かを見極める
- 質問に的確に答えるか?
- わからないことを素直に調べてくれるか?
- 押し売り感や横柄な態度がないか?
上でも述べましたが、誠実な対応をしてくれる販売店では
良い車両が見つかる可能性が高いです。
仮に、別の店も気になってるなら正直に伝えて大丈夫。
それでしつこく放してくれないお店だったら候補から外せば良いのです。
不安だったら家族や友人と一緒に行くことをおすすめします。
あなたと違った観点で良い車を見つけてくれることもありますよ。
中古車は“待ち”ではなく“動いた人”のもの
- 「そのうち出てくるだろう」より「今ある中から掘り出す」意識
- 条件整理と検索精度を高めれば、“今この瞬間”に出会える可能性もある
明日でいいやと考えているうちに気になっていた車両が売れてしまった。
こんなことザラにあります。
だからこそ、欲しい条件はしっかり考える。
条件に当てはまる良い車両がみつかったらすぐに問い合わせる。
これらを心がけることで良い1台に巡り合える確率がグッと上がります。
まとめ|探し方を知れば、出会いは引き寄せられる

良い中古車との出会いは、偶然ではなく、“判断軸と行動”の結果です。
この記事の内容を実践すれば、あなたにもきっと「納得の1台」が見えてきます。
「選ぶ前に、探す力」を身につけよう
- 掘り出し物は、自分の目と手で“見つけ出す”もの
- 判断力×検索力=中古車探しの最大武器
あなたの欲しい条件をしっかり固めましょう。
そして、その条件に合う車種を探し、合う個体を探す。
この流れでバッチリお気に入りの車両が見つけられます。
妥協ではなく“納得”の1台を見つける方法
- 「本体価格」ではなく「総額+整備+信頼」で判断
- 状態が良くて、自分の使い方に合っている車こそが正解
これくらいの車でいいかな。
こんな風に考えてしまうのは条件の整理が出来ていないからです。
必須の条件を押さえて、出来ればの条件は緩く捉える。
こんな風に整理していけば必ず納得の1台が見つかります。
安心して探してみましょう。
理想の出会いは、自分でつくれる
あなたが今動けば、その先に理想の1台が待っているかもしれません。
さあ、車探しの“次の一歩”を踏み出しましょう!
次からはいよいよ車の探し方を紹介してまいります。
車の選び方はしっかり把握していただけたと思いますので、
次からの記事を読んであなたにとって「最高の1台」を見つけましょう。
次の記事は、ネットと店舗、どっちが正解?をテーマに紹介しています。
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