高くて車なんて買えないよ!
そうなんです。車ってお金がかかるんです。
だから車を買うことを諦める方が多いんですよね。
でも私は予算を50万円に設定してお気に入りの車を29万円で車を買いました。
そして2年間で12万km走りました。
もちろん「我慢」「妥協」なんてしないで欲しい車を買いました。
「満足して良い買い物をしたな」と思ってます。
怪しいって思いましたか?
そうですよね。詐欺みたいな広告が多い昨今、疑ってかかるのは自然なことです。
それくらい慎重な方が良いです。
29万円の車を2年で12万km乗り倒した私が
「低予算でもお気に入りの車を手に入れ、大切な相棒として付き合っていく」
をテーマにあなたの素敵なカーライフのサポートを目指して更新してまいります。
・2021年に車を購入しました
・お気に入りの車を29万円で購入しました
・2年間で12万kmドライブしました
・今も4万~6万km/年くらいドライブしてます
・今後も予算50万円程度の車を2~4年くらいで乗り換えようと思ってます
この記事はこんな方におすすめです。
・車が欲しい
・予算が厳しめ
・でも妥協したくない
・最新の車じゃなくても魅力的な車がみつかれば満足できそう
最後まで読んでいただいたころにはこんなことが理解いただけると思います。
・低予算でも工夫次第で車を持てる!
・心から好きになれる手の届く車の見つけ方
車を欲しい気持ちを分析しよう
「車が欲しい!」という感情は少々複雑なものだと思います。
なぜ車を欲しいのか、パッと思いつくだけでもこんなに出てきます。
・所有欲を得られる
・どこにでも行ける
・深夜早朝でも移動できる
・荷物が増えても大丈夫
・自分好みにカスタマイズできる
色んな思いが絡み合ってると思います。
まずはあなたの車に対する想いを整理してみましょう。
「憧れ」と「予算」の葛藤
町中を歩いてると魅力的な車を見かけると羨ましくなりますよね。
「お!新型アルファードだ!広くて快適なんだろうな!」とか
「ポルシェだ!かっこいいし速そう!」とか
憧れますよね。
憧れを持つと「いつかは自分も!」って気力の源になるので良いものです。
でも現実それらの車を手に入れるだけの予算が無ければ購入候補には入らないですよね。
「車に求めるもの」を整理しよう
車選びにおいて最も大事なことは「車に何を求めるか?」です。

週末に家族とキャンプに行ける車が欲しい。

子供を幼稚園に送るために小回りの利く車が欲しいな。

運送業を始めたいから荷物をたくさん積める車が欲しい。
のように、それぞれ車に対して求めるものは変わってきますよね。
家族4人でキャンプに行くことが目的であれば
「4人乗車+キャンプ道具が積める」と「100km前後の移動が苦痛にならない」ことが条件になるので
中型サイズ以上のSUVやミニバンが選択肢になります。
お子様の送り迎えのために市街地を走ることが目的であれば
「2~3名乗車」と「生活道路でもストレスなく走行できる」ことが条件になるので
軽自動車やコンパクトカーが選択肢になります。
運送業を営むことが目的であればバンやトラックが選択肢になります。
「車が欲しい想い」を切り分けよう
車選びって「憧れ」の実現でもありますよね。
「いつかはクラウン」なんてCMも昔は流れていました。
「車が欲しい想い」は「憧れ」と「車に求めるもの」から構成さるものです。
そして、そこに「予算」という条件が加わります。
そこで以下のように定義します。
憧れ:いつか乗ってみたい夢
車に求めるもの:必要な機能
予算:自分が持っているカード
「車に求めるもの」が明確になりましたね。
ではそれを満たす車を買いに行きましょう!
…とはいっても予算100万円の人が
「必要な車はSUVだから憧れだった新車のランドクルーザーが欲しいんだ!」
と思っても800万円以上する車を買うことは出来ないですよね。
そこでご自身の希望を改めて分析してみましょう。
「必要な車はSUVだから」の部分は「車に求める機能」
「憧れだった新車のランドクルーザーが欲しい」の部分は「憧れ」
そして「自分が持っているカード」である「予算」
これらの条件をすり合わせて購入出来る範囲のものが「欲しくて手の届く車」となります。

「欲しい車」について考える
「欲しくて手の届く車」の選び方はわかりました。
では「憧れ」と「車に求めるもの」と「予算」のバランスはどのように考えれば良いでしょうか。
私の場合を例に定義づけをしてみました。
私はこんな基準で選びました
私の場合それぞれを以下のように定義して検討を進めました。
憧れ:ワクワクを叶えてくれるもの、所有欲を満たせるもの
車に求めるもの:必要最低限の条件と妥協できる条件に分けて考える
予算:懐事情なので上限は決まっている
あくまで一例なので、これをあなたの定義に置き換えて考えてみてください。
「憧れ」について考えてみる
私にとってのワクワクを考えてみました。
・心が疲れた時に癒しを求めて深夜ドライブをしたい
・峠道をゆったり流して楽しみたい
・ときに友人や恋人を乗せて楽しくドライブや旅行をしたい
・全国の国道走破なんて夢も叶えてみたい
・素人だけどできれば自分でメンテナンスにも挑戦してみたい
・作り手の想いを知り、共感できる車が欲しい
さて、挙げてみた条件を基にどんな車が良いか考えてみます。
機能的にはタイヤが4つ付いてて壊れず走ってくれれば何でも良さそうです(笑)
メーカーや開発担当者の想いを知り、共感できる車が候補になりそうですね。
「車に求めるもの」について考えてみる
私が車に求めるものはこんな感じです。
・気軽にドライブできる車
・ロングドライブでも疲れにくい車
・乗車人員は2~3名で十分
・メンテナンスしやすい車
ちょこっと明確になってきました。
概ね何でもいいけどロングドライブでも疲れにくくてメンテナンス性の良い車が良さそうです。
「予算」について考えてみる
これはもう懐事情と相談するだけです。
私の場合車好きではありますが、高いお金を出して買いたいって程では無かったので
一旦予算を50万円に設定しました。
深い意味はありませんでした。
50万円
車種を絞り込もう
欲しい車像が見えてきたら条件を整理してみましょう。
私の場合は以下の通りでした。
・壊れにくくロングドライブでも疲れにくい車
・メーカーや開発者の想いに共感できる車
・予算は50万円以内
それぞれ深堀してみます。
・壊れにくくロングドライブでも疲れにくい車
国産車であればそうそう壊れないですよね。
ロングドライブでも疲れにくい車なので力不足の車は厳しそうです。
軽自動車であればターボ車、普通車であれば概ね何でも良さそう。
バケットシートと言わずとも、ホールド性に優れていてシート厚がある車が良さそうです。
・メーカーや開発者の想いに共感できる車
購入候補となりえる車について調べてみましょう。
私の場合、youtubeを通じていろんな車の情報を仕入れていました。
・予算は50万円以内
こんな低予算でまともな車買えるの?って思う方が多いと思います。
しかし、現に私は予算内で希望する車に乗ってます。
ここまで条件を並べてみました。
「そもそも50万円という予算でまともな車を買えるの?」って思いますよね。
昔は私もそう思ってました。
でも考え方を変えて、正しいし式を身に着ければ
「予算50万円でも私が満足する車」を買うことは難しくありません。
予算を抑えるには
予算を抑える方法を考えていきます。
とはいえ焦らず、まずは一般論から考えてみましょう。
高い車は何故高いのか?安い車は何故安いのか?
・新車
・希少性が高い
・人気車種
・中古車
・低年式車
・過走行車
・不人気車種
予算50万円なので新車は不可能です。
なので中古車前提で考えます。
「低年式車」であればあるほど安くなります。
古いわけですから当たり前ですね。
「過走行車」であればあるほど安くなります。
たくさん走ってると消耗してるから当たり前ですね。
「不人気車種」であればあるほど安くなります。
人気無いんだから当たり前ですね。
なので「低年式車」「過走行車」「不人気車種」で探せばいいんです。
はい、わかります。
突っ込みどころ満載ですよね。
・古い車や過走行の車はすぐ壊れるから「安物買いの銭失い」になってしまう
・不人気車種は不人気になる理由があるはず
はい、仰る通りです。
でも、もしもこれらのデメリットが「あなたにとってのデメリット」にならなかったらどうでしょう?
「多くの人にとってはデメリット」でも「あなたにとってのデメリット」とは限らないですよね?
「低年式車」について考える
「低年式車」とは、「製造されてから時間が経っている車」です。
具体的にどんなデメリットがあるかまとめてみます。
・直接触れる機会の多い部分に年式相応の使用感が出る
・太陽光の影響で内外装にダメージが蓄積している
・ゴム類が経年劣化で固くなっている
・金属が経年劣化でサビている
・先進技術が採用されていない
それぞれ掘り下げたうえで対策を考えてみましょう。
・直接触れる機会の多い部分に年式相応の使用感が出る
シートやハンドル、シフトノブなどの直接触れる機会の多い部分は特に使用感が出るものです。
具体的には、シートのスレ・シワ、ハンドルやシフトノブのスレなどです。
【対策】
シワやスレなどが許容できない範囲の車両は避ける。
シートカバーを取り付けるなどで対策することで割り切る。
シフトノブくらいなら自力で簡単に交換可能です。
・太陽光の影響で内外装にダメージが蓄積している
古い車は外装であれば塗装や樹脂部分に太陽光によるダメージが蓄積しています。
10年以上経つ車だとクリア塗装(塗装の上に塗られているコーティング)が剥げていたり、
樹脂が白くなってしまっていることがあります。
【対策】
塗装や樹脂の状態が悪い車を避ける。
コンパウンド(磨き)で消える程度のダメージか確認する。(お店の人に聞いてみるのもアリ)
・ゴム類が経年劣化で固くなっている
ゴムは時間が経つと固くなります。
数年前に出した輪ゴムを引っ張ると割れちゃいますよね。
【対策】
こればっかりは年式相応の劣化は仕方ないです。
簡単に交換できる部分は自力での交換も可能です。
・金属が経年劣化でサビている
金属は潮風や融雪剤などの影響でサビが出てきてしまいます。
長く使っていればサビが出てくる可能性も高まります。
【対策】
足回り(車体下部)を中心に目視確認できます。
サビの多い車両は避けるのが無難です。
多くの場合サビの出ているパーツの交換は高額になります。
・先進技術が採用されていない
10年前の車であれば直近10年の技術は採用されていません。
当たり前ですね。
【対策】
先進技術は事故リスクを軽減する安全装備が中心です。
先進技術が採用されていないことを肝に銘じて安全運転を心がけましょう。
先進技術が採用されていても安全運転を心がけなくて良い理由になりません。
エンジンやブレーキが無いってわけでもないので割り切れる部分かなと思います。
私の体感ではよほど保管状態が悪くない限り10年落ち程度ならまだまだ問題無いです。
多少の使用感、小傷があるくらいの方が気楽に使えるなと思います。
新車を購入しても1年経てば1年なりの使用感になりますし、
元が綺麗だとちょっと傷つくだけでショックが大きいですし。
ここまでの情報をまとめると以下の通りかなと思います。
購入前に状態をよく確認しよう。
自分の許容できる範囲の使用感の車両を見つけられれば良い。
「過走行車」について考える
「過走行車」とは、「走行距離が多い車」のことです。
具体的にどんなデメリットがあるかまとめてみます。
・部品の消耗が進んでいる
私の経験上では過走行車のデメリットはこの1点に尽きます。
掘り下げたうえで対策を考えてみましょう。
・部品の消耗が進んでいる
タイヤや各種オイル類はもちろんのこと、エンジン・ベルト類・ブッシュ(ゴム)などの
消耗・劣化が進んでいます。
・部品劣化の影響で燃費が若干悪くなる場合があります。
【対策】
金属パーツについては今の時代の車は10万km程度では壊れません。
現に私は数台に渡り20万km~30万km程度まで乗っていました。
ゴム類のパーツは走行距離だけでなく経年劣化もありますので、
何らかの整備のついでに交換するくらいの心構えで問題ありません。
(その方が工賃が節約できます)
燃費が悪くなるといっても半減するといったことはありません。
車両本体価格が安く抑えられていたらデメリットにもなり得ない程度です。
【重要!】「不人気車種」について考える
「不人気車種」とは、見たままの意味ですね。
発売したものの、「人気が出ずあまり売れなかった車種」のことです。
「人気が無くて売れなかった車」は「悪い車」なのか?
私はNOだと思います。
実は私が一番伝えたいことはここにあります。
2025年4月現在、「不人気車」でGoogle検索したところ、下記のような車種がHitしました。
不人気車として挙げられる車種には、次のようなものがあります。
ホンダ・ライフ、ダイハツ・キャスト、日産・マーチ、ダイハツ・ブーン、ホンダ・アコード、トヨタ・アリオン、ホンダ・エリシオン、スズキ・ランディ、日産・ムラーノ、 ホンダ・CR-V。
こんなにあるんです。
こんなにあるんです!!
これでもごく一部だと思ってます。
不人気車種になる原因は以下のようなものがあります。
・販売戦略の失敗
・デザインが一般受けしない
・燃費や走行性能が悪い
・価格が高い
それぞれ「いま」の目線で掘り下げてみましょう。
・販売戦略の失敗
「若年層をターゲットにしていたが、値段が高すぎた」
「スペシャリティ軽自動車を発売したが、
同価格帯にコンパクトカーがあるので選ばれなかった」
「女性をターゲットにしていたが、デザインよりも機能性を重視してしまった」
などの理由で売れなかったものですね。
これらの車は「販売当時不人気だった車」です。
もしかしたら「今のあなた」には最適な車かもしれないですよね。
あくまでたとえ話ではありますが、それぞれについて「今の視点」で掘り下げてみましょう。
中古車かつ不人気になっている今なら当時の「高すぎた」デメリットは無くなっています。
中古車かつ不人気になっている今なら当時の「高すぎた」デメリットは無くなっています。
多少女性寄りのデザインでもそれが気に入った方であればデメリットではありません。
このように、当時不人気だったとしても「今のあなた」にとって魅力的に映る車が必ずあります。
このような車種を探してみるのも楽しみのひとつになりますよね。
私が選んだ「不人気車種」
私は以前ダイハツの「ソニカ」という車に乗っていました。
こんな条件で売っていました。
探していた時期は2021年のことでした。
・金額:29万円(諸費用込み)
・車検残6か月ほど
・2007年式(14年落ち)
・走行距離6.8万km
・最上級グレード
・購入地:東京都
この車、調べてみたら私にとってとてもとても魅力的な車でした。
以下、この車の魅力をまとめてみました。
・3年弱で販売してしまうほどの希少性(不人気による終売)
・「爽快ツアラー」のキャッチコピーに恥じない「高級感」と「乗り心地」
・レクサスを目指して作った軽自動車(という逸話があるとか)
・軽自動車のなかでもコンパクトなのに広い車内空間
・「爽快ツアラー」ならではの快適な走行性能
本当はまだまだたくさんあるんです。
でもこれ以上書くとソニカ販促ページみたいになってしまうので辞めておきます…(笑)
これは私の例ではありますが、「当時の」不人気車でも
「今の私」にとってはとても魅力的な車でした。
29万円なのに。
あまりにも気に入ってしまい、冒頭で記載した通り
2年間で12万kmもの距離を走り、後継となる別の魅力的な車を見つけたので乗り換えました。
今でも良いタマがあれば欲しいくらいに良い車でした。
まとめ
今回のおさらいです。
「車が欲しい!」を分析して
「欲しい車」を分析して
「手の届きやすい車の探し方」を紹介してみました。
・車に対する「憧れ」「求めるもの」「予算」について考えよう
・「憧れ」「求めるもの」「予算」すべての条件を満たす車を探そう
・今の車にとって10年10万kmはまだまだ寿命じゃない
・「当時の不人気車」は「今のあなた」にとっての「不人気車」とは限らない
これらを基に検討を進めていただければきっと希望に添った車が見つかることと思います。
今後も引き続きあなたの素敵なカーライフのサポートを目指して更新してまいります。
この記事を気に入ってくださった方は是非
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良いカーライフを!
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