はじめに
「電源を取りたいけど、どこから取ればいいの?」
電装DIYを始めたばかりの人が、必ずぶつかるのがこの疑問です。
この記事では、ヒューズ電源の「選び方」と「取り方」を超初心者向けにまとめました。
これを読めば、カー用品の電源取り出しが安全・確実にできるようになります。
この記事で扱う範囲
この記事は、以下の2つをセットで扱います。
- どのヒューズを選ぶか(ヒューズの見方と判断基準)
- そのヒューズからどうやって電源を取るか(施工手順と注意点)
それぞれの詳細は、読みやすさを重視して別記事に分かれていますが、
この記事を読めば「全体像」がつかめるようになっています。
ヒューズ電源とは?
「ヒューズ電源」とは、車のヒューズボックスに割り込ませて電源を取り出す方法です。
シガーソケットを分岐させるよりもスマートで、純正風に仕上げることができます。
メリットは以下のとおり:
- 見た目がすっきりする
- 常時電源・ACC電源などが選べる
- 元のヒューズ機能を残したまま電源が取れる
どのヒューズを選べばいいの?
ヒューズは適当に選べばいいというものではありません。
選び方には“3つのステップ”があります。
ステップ①|電源の種類を知ろう
- 常時電源:エンジンOFFでも流れている電源
- ACC電源:エンジンキーを「ACC」位置で流れる電源
- IG電源:エンジンON時に流れる電源
ステップ②|ヒューズの位置とラベルを確認しよう
車ごとにヒューズの配置は違います。
まずは車両取扱説明書を開きましょう。
「ACC」「CIGAR」「AUDIO」「ROOM」など、分かりやすいラベルのものから選ぶと安心です。
ステップ③|電源が本当に来ているか確認しよう
検電テスターを使って、通電しているかを必ず確認します。
目視や勘だけではNGです。
ヒューズからどうやって電源を取るの?
正しく選んでも、取り方を間違えるとショートや火災の原因になります。
ここでは一般的な「エーモン製ヒューズ電源ケーブル」を使った方法を解説します。
ステップ①|ヒューズ電源ケーブルを準備する
- 車のヒューズ形状に合ったもの(平型/ミニ/低背)を選びます
- 必要に応じてヒューズ電源ケーブルに付属のヒューズ容量も確認します
ステップ②|電源線を圧着処理する
- ギボシ端子やクワ型端子でしっかり接続
- 絶縁処理も忘れずに
ステップ③|アースを取る
- ボディアースが一般的
- 錆びや塗装のない金属部に、確実に固定
▶ 詳しくはこちら
初心者がつまずきやすいポイントと対策
よくあるつまずき | 解決策 |
---|---|
ヒューズをどれに差せばいいか分からない | ラベルで当たりを付けて、検電で確かめる |
ヒューズが刺さらない/グラつく | 形状が合っていない。低背・ミニ・平型の確認を |
ヒューズから取ったけど動かない | アース不良か、接続のミス。検電テスターで追跡を |
コメント